朝、7時30分過ぎ。
JR列車の台風明けの始発が目の前を通過した。
不通だったこの二日間。この瞬間を、どれだけの人達が心待ちにしていただろう。
昨日の台風通過直前まで土嚢作りをし、そして通過直後の夜から徹夜作業で
復旧作業をした現場である。
朝焼けの青空に、その現場を通過する列車は まぶゆいばかりに輝いて見えた。
そして、もうぼろぼろになるくらいに疲れた体の中で、自分の気持ちも輝いていた。
私などは、ほんの少ししか作業を手伝っていない。
JR関係者と、作業する当社の社員や協力会社の人達が、時間と葛藤しながら
試行錯誤しながら土嚢をコツコツと崩壊した斜面に積み上げていく。
そんな人達の汗の結晶。
先週の神輿担ぎ、そして今回の作業。
さすがに、体を動かすたびに、節々が唸る。
40前にした体が、明日起きたときに どんな状態にさらに”進化”しているか
ある意味”楽しみ”である。
あまりの 辛さに 子供達に バイトをしてもらった。
体の上に乗ってもらって、足踏みマッサージのバイトだ。
長男には、10円。
そして、長女には5円。
それぞれ、固有の貯金箱がある。
今までの残高が、「67円になった!!」とか言って本人たちは、大変喜んでやっていた。
もちろん、当の私も 大満足。
これで結構、楽になった。
明日は、彼らにまたバイトをお願いしなくて済めばいいのだが・・・