昨日は、会社の安全大会を行った。
朝、まず5年前に労災死亡現場に社員全員で行き、一人一人線香を手向けた。
そして、会社に戻り、敷地内の慰霊碑に向かって、これからの無事故無災害を誓った。
大手ゼネコンの下請けをしており、そこでの取組み事例を紹介。
作業手順書の重要性や安衛法違反に伴う送検事例についてのビデオ鑑賞など
できるだけ臨場感のある形で、安全管理を理解してもらった。
私の挨拶では、
「受注して利益を確保することは確かに大切ですが、それはあくまで手段です。
家族の人と、毎日楽しい食事ができる幸せが何より大切なので、そのためには
日々の作業の中でどういう体制、姿勢で臨むのか、そこから安全管理は始ります」
というお願いをした。
夜は、社員全員への慰労会。
経営環境は確かに厳しいが、厳しい厳しいと緊縮ばかりさせては、 という気持ちから企画した。
食事のメニューは、フランス料理のコース。
みんな、はじめはややぎこちない感じだったが、次第に楽しい話で 盛り上がっていた。
やはり、社員のみんなが 楽しく食事している顔をみると、うれしい。
本日は、やや昨日のお酒が頭に残るものの、子供を連れて 近くの公園へ自転車の練習。
長男は、だいぶ乗れるようになってきた。
彼らの底抜けに楽しそうな顔をみると、こちらが幸せになる。
この社員の笑顔。そしてその家族の笑顔。
会社の事故で失わせてはならない。
それが、あのとき亡くなった社員に対する何よりもの償いになる。
私から、あのかわいがってくれてたベテラン社員の面影が、消えることはない。
私にとり、安全への誓いを日々自覚させてくれる、”護り神”でもある。
合掌