出張から夕方に会社に戻ってくると、決裁処理で
だいたいその日は23時過ぎまでは机に座っている。
適当に処理すれば、多分20時くらいには遅くても帰れる。
しかし、自分のその一瞬の心の緩みが、なし崩し的な社内管理体制
へと繋がっていくのがわかっているから、しんどくても きっちり目を通す。
自分もサラリーマンを経験していたが、やはり 上に目が光っている
存在があると、自分の仕事の気の入れようが変わってくる。
この”存在”こそが、自分の社内の意義なのであろうと思う。
会社のトップは、社内の誰よりも抑えるべき要点は掴んでおかなければ
ならない。だから、誰よりも知見、情報、そして感性を高めるべく、日々
研鑽しなければならない。
業界の雑誌にも、こまめに目を通し、目を通すだけでなくて、
自分で噛み砕きながら、理解していき、情報を自分の血肉としていかねばならない。
現場での勘は、社員の方がはるかに上。それに対する尊敬、そして感謝の気持ちは
忘れてならない。
だから、一つ一つ 丁寧に丁寧に 「ありがたい。ありがたい」と自分に
言い聞かせながら書類に目を通していく。ように努めている。
私は、経営管理の勘どころを鍛えなければならない。 と、言い聞かせている。
(なかなか、自分に甘いので、鍛え方が未だ中途半端だが)
さて、書類決裁の際に、不備がある場合は、付箋やその書類そのものに
コメントを記すが、どうも字が書きにくい。
先週末にある試験があり、指タコができてしまっているからだ。
(厳密に言うと、以前受けた試験でできたタコがそのまま残っており、
それが少し膨れた)
このタコの目の恩恵があればよかったのだが、それこそいつもの一夜漬け勉強
では、さすがに合格率が低い試験には通るはずもない。
”駄目圏内”に入っているようだ。
一夜漬けで残った手書きのレポート20数枚の勉強の残骸が、妙に空しく、悲しげに映る。
次回こそは、せめて1週間前には真剣勝負の姿勢で臨みたい。
(前回試験時の妻の言葉ではないが、世の中、そんなに甘くない)
そういえば、明後日の日曜日 社員が土木管理の試験に何名か行く予定。
彼らは、それなりに準備しているだろうから、是非 栄冠を勝ち取ってほしい。
自分は、最後の厄年の神輿担ぎ の日 だ。
残務整理が落ち着いて、家に帰ったときに飲む缶ビールが 格別にうまい。
これが、あるから ストレスがたまらない。
明後日の神輿の打ち上げでも、またおいしいビールが飲みたい。