当社では、年2回社内報を作成している。
社員の家族向けに作っているものなので、
和気あいあいの雰囲気が漂っており、基本的には社員以外には配布していない。
今回、これまでお世話になっていながら
最近なかなかお会いできない方に、近況をお知らせする意味で
それぞれの気持ちの文を添えて送ってみた。
本日、その送り先のある方から会社に電話があった。
当社と比べものにならない大きな会社の経営者の方だが、こんな言葉を頂いた。
「同じ経営者として、一献やりながら、経営についていろいろ話したいな」
とても、とても対等な立場で話できる人ではない。
以前より尊敬している人であり、理想にしている人の一人である。
お世辞半分でも、正直非常にうれしかった。
文章のにおいから、その人の成長の度合をかぎ取ることができるとは、
さすがだと、改めて感心もした。
自分で言うのも変だが、体の中から出てくる言葉が、以前と比べて
少しずつ変わってきている。文字にして読み返してみると、「おっ」と驚く
ようなことを自分で言っていたりする。
やはり、人間のステージが上がっていくたびに、応対してくれる人のステージも
応じてくれるものなのかな? と感じたりする。
もちろん、自分はまだまだ甘いところが多く、やるべき課題の多い人間である。
こうやって、ネット上に記載することで、自身にプレッシャーをかけ
これから益々上を目指して精進していかねばならない。
会社から帰って、食事しながらテレビをつけると、NHKでプロフェショナルという
その道の達人の番組があっていた。
今回は、「まぐろ仲買人のプロ 藤田さん」の話。
印象に残った言葉、「拘りを持つこと。そして、それを崩さないこと。」
まだ 自分の中に、 経営上の揺るぎない拘り が確立されていない。
今の自分の課題は、これだと 認識している。