この3日間で、2人の親しい人が他界された。

一人は親戚の叔父。

そして、もう一人は人生の”兄”。

叔父は、私が小さいころにビールをよく飲む姿が印象的で、非常に温厚だけど芯のある人だった。

人生の”兄”  この人は私が大学生の頃にアルバイトで世話になったことがきっかけで、
以来もう30年近くの付き合いになる人。
大学生の時、まだお酒の飲み方もあまり知らない私を飲みに連れて行ってくれ、
またテニスを初めて教えてくれたのもこの人。
高松市の夜のアーケード街を歩きながら、人としての生き方について熱く語ってくれた。
宮崎に戻ってきて、社員との付き合い方などに悩んだときも、
電話で相談に乗ってもらっていた。
つい最近、関西に仕事で行った折、たまたま京都で夜会える時間が作れ、
「祇園初デビューやで」  と楽しそうに話していたその顔が今でも鮮明に残っている。
その人が、あっけなく出張先で他界した。
なんという人生。
今までの数多くの楽しい思い出、そして教えの恩を返すことなく逝去された。
せめてもの気持ちで通夜には駆けつけてその穏やかな顔にお別れの挨拶をしてきた。
お子さんからの 「父から聞く友人の話は、内山さんの名前しか聞いたことがなかったです・・・」という言葉。
もう その瞬間から 涙が 頬を滝のように流れ出してきた。

二人とも 天国から 見ていてくれる。

だから、 いい加減な生き方は できない。してはならない。

 

合掌