昨年から始めた書初め。
年にこの日くらいしか筆をとらないが、
自らの気持ちを新たにしてスタートさせたいという思いから
今年もやってみた。
1月1日の夜、ウイスキー「知多」を炭酸水「ペリエ」で割りながら
昨年1年間のやってきたことを丁寧に思い返してみた。
はっと気付かされたことがある。
それぞれのイベントは思い出されるが
そこから広がっていく気持ちの高まりがほとんど
蘇ってこなかったのだ。
当座のイベントを淡々とこなしていく、目の前の差し迫った課題を解決していくだけで
1年間が終わっていた。
こんな経営者には社員は魅力を感じないだろう。
何より自分自身が 醍醐味のある人生を歩めていない空虚な期間を悔いた。
今年は 『夢』を追う 一年にしよう。
そう決めた。
醍醐味がある人生において「挑戦」は不可欠。
そこには リスクが伴う。
思えば 今まで自分は あまりにも慎重過ぎた。
50代があと8年しか残っていない今、
そろそろリスクをとりながら 違ったパノラマに踏み込んでみても
いいのではないだろうか?
失敗してもいいではないか?
失敗がない人生は 意外とつまらない。
やろうと思う気持ちが大事で 失敗があっても その挫折感と奮起があり
人生は面白くなってくる。
そして そこに 人間臭さがあり 人間味が出てくる。
「無難に一生を終わる」生き方は
せっかく この世に生を授けて持ったお天道様に申し訳ない。
「自分が居たことで 僅かでもいい この世、地域が変わった」
そんな人生を歩みたい。
そのためには 何もないところに 何かを起こさないといけない。
折しも、昨年ノーベル化学賞を受賞された吉野さんから
この言葉を頂いた。
新しいことを挑戦する ということだけに意識が傾きすぎると
足元が揺らいでしまう。
「当たり前のことを 当たり前にきちんとやる」
「小さいことを 粗末にせずに 大事に丁寧にやる」
姿勢が基礎にあって はじめて『挑戦』が活きてくる。
今年は 当たり前のことを きちんと徹底してやりながら
新しいことに挑戦し
夢を ロマンを 追う そんな 躍動ある一年にしたい。