令和3年6月23日(水)

場所:国道219号岩下工区(西都市)、越野尾工区(西米良村)

既に工事が終わっている岩下工区仮橋の共用状況を確認するとともに、施工過程における苦労話
等を説明した。
越野尾工区は、橋梁新設工事の一部である橋梁下部工事である。本橋梁は、国道219号の山間部
において、幅員が狭く線形が悪い道路を改良するために、一ツ瀬川に新たに架かるものである。当
日の進捗状況は、下部のコンクリート打設が全て終わった状態で、全体の約90%であった。

【感想】
◆ 岩下工区(仮橋)

・短い期間で完成させなければならなかった事、休日返上で作業に当たられた現場の方々の事、た
くさんの努力と苦労で出来上がったという話を聞けたことにより、自分の中での建設業に対する見
方が変わった。

・工期が短く突貫工事にかかわらず、工法を選択し無事故で品質も上々に仕上げる代理人の手腕に
脱帽。

・最終的には壊されてしまう仮橋、トンネルが完成するまでの⾧い期間では必要なのだろうが、公
共工事の必要性・税金の使われ方・議員の選挙等について広く考えさせられた。

◆ 越野尾工区(橋梁下部工)

・コンクリート打設で下請業者の方の知識と経験、細やかな気配りがひび割れなどがないきれいな
出来となっている。→日頃からの下請け業者の方たちとの信頼関係を築くのも大切と改めて感じ
た。

・イメージでは無機質ですぐ固まるコンクリートだと思っていたが『コンクリートは生き物だ』と
いう言葉が印象的だった。

・先の熊本豪雨の際に西米良村でも国道219号の一部や、村道と橋の 接続部分が崩落し、孤立世
帯が生じたのに加え、生活道が通行できない 事態となり、住民が今後の生活への不安を募らせたと
のニュースを見ました。山間部で暮らす人々が安心安全な生活をおくるために交通インフラの整備
は急務だと感じました。