今までは業界全体の中の共通の認識で、
「公共事業で商いをさせてもらっているから、災害時は進んで対応すべき」
という考えがあった。
しかし、最近の入札状況をみていると、とても「商いは公共事業で成り立っている」
とはお世辞でも言えない。
受注できる(仕事ができる)かは、くじを引くようなもの。
おまけに、くじに運よく当たっても、原価ベースで赤字覚悟の落札率。
(一般管理費入れたトータルの利益では、間違いなく赤字)
にも関わらず・・・驚いたことに、今回 各業者はこぞって 前向きに災害対応をしていた。
県、市から緊急且つ危険な場所での対策をお願いされても、すぐ対応していた。
発注者の方は、われわれ業界の 心を 理解してほしい。
ただ、考えてみれば、発注者は一般市民の声に 逆らえない。
ならば、 一般市民の方々に対して言いたい。
われわれ業界の 存在意義を もっと別の角度からもみてほしい。
この台風の中、一歩間違えば2次災害(災害場所での災害発生)が、
かなり高い確率で発生するような状況で、作業を行う。
それも、黙々と・・・。