皆さん猛暑の中、お元気でお過ごしですか?

今回はあまり聞きなれない特に若い方などは聞いた事は殆ど無いと思い
ますが「守、破、離 (しゅ・は・り」と言う言葉のお話をします。

本来 この言葉は芸事の世界で使われていた言葉だそうです。何も解らす
師匠に弟子入りして芸を教わる際 まずは何も考えず師匠や先輩の言われた
事をただ「守り」なさい。そうして次に自分の考えや やり方を踏まえて
「破り」なさい。最後には師匠、先輩から「離れ」なさい。要は自分自身の
成長過程の意味なのです。ただ、そのタイミングを間違えてしまうと 今迄
の努力が何もならないことになってしまう。それを絶対に忘れてはいけない
のです。
社会なにおいてもこの言葉はそのまま、使うことが出来ます。
新しい会社に入り、解らないまま仕事をするのであればまずは、上司・先輩
の言われた事を少し矛盾を感じても忠実にやってみる。そのうち 何となく
自分のやり方、考え方が出来て来るはずです。そして最後に自分のやり方で
仕事を進めていく。これはどんな仕事でも同じ事です。

新入社員方は俗に言う「五月病」も無事に乗切り 色々な意味でこれから
仕事に向かって行かれると思います。どうか新入社員の方々だけでなく
ベテラン社員の方も「原点回帰」という意味も含めて このお盆休みの時期に
今一度自分を見つめ直す良い機会にしてみてはいかがでしょうか。

ケンチクブ:坂野