1 日時 令和 5年10月12日(木) 15:00~17:10
2 場所 会社会議室
3 参加者 社長ほか23名
4 講師 藤井基礎設計事務所(島根県松江市)藤井俊逸 社長
5 内容
・藤井講師は、NHKで先生役として出演するなど、建設業者以外の一般人、小中学生を対象とし
た講習会で全国的に幅広く活躍中
・身近に手に入る材料を使用した「ドボク模型」で土質の専門知識を解説
・今回、技術者を中心とした社内関係者を対象に、土砂災害発生のメカニズム、地盤が安定するしく
み及び構造物の力の働き方を模型で再現させることで学んだ(兼 若手勉強会)
・主な内容は以下の通り
(1)土砂災害について
(2)崖崩れの発生理由と防ぐ方法
(3)地すべりの発生理由と防ぐ方法
(4)土石流の発生理由と防ぐ方法
(5)いろいろな斜面災害の事例
(6)トンネルの構造と弱点事例
(7)擁壁が安定する仕組み(L型、重力型、補強壁土工等)
(8)基盤が安定する仕組み
6 参考資料
①実験で学ぶ土砂災害/土木学会地盤 工学委員会 斜面工学研究小委員会
https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/15/246530/
➁模型でわかるドボクの秘密/藤井俊逸
http://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail.asp?id=2848
7 参加者それぞれの感想
・現在施工している現場も土石流の災害にあってますので、藤井社長が講和してくれたことを活かし
て、無事故、無災害で終わりたいと思います。
・動画での実験を通し、’なぜ’その工程を行うのか、またその工程を挟まないとどのような事象が発
生するのかをとても分かりやすく理解することができ、大変有意義な時間だったと思います。普段で
は意識しないような災害対策も知ることができ、現場における活動も理解できました。
・擁壁の種類によって生じる膨らみや崩壊するメカニズム、またトンネルのように掘り進めても崩壊し
ないメカニズム、大変勉強になりました。今後、土木の勉強も本腰入れてまいります!
・普段目の当たりにすることのない土砂災害発生のメカニズムを、分かりやすく知ることができました。
土木の知識は、建築を行う上でも必要になってくると思いますので、今回の講演で学んだことを活かせ
るようにしたいです。
・建築分野に従事しているので、中々理解しづらい部分もありますが、模型を参考に実験動画を作成し
てましたので、より理解できたと思います。また、基礎がどうしたら安定するのか、崩壊をするのか、
を詳しく聞けたので良かったです。このような有意義な時間を作ってくださり、ありがとうございまし
た。
・説明がとても分かりやすく勉強になりました。僕だけでなく、子供たちにも聞かせたいような内容
でした。ありがとうございました。
・非常に解り易い、それも具体的な模型を利用しての説明で、土のメカニズムがよく理解出来まし
た。災害はなくなりはしないけれど、『減災害』『低災害』更には『復興』への知識を学ばせていた
だき、有難う御座いました。藤井社長には遠方からお越しいただき、ありがとうございました。
・土粒子が金属ナット、アンカーが針金とガムテープ、軟弱地盤がパスタ、抑止杭がストロー…アイ
デア満載の模型で、地盤が安定する理屈がよく分かりました。施工対象の構造物の働きを理解したう
えで工事を進めると、やりがいや楽しみが増えそうです。それにしても、多種多様の模型がまだ沢山
あるようで、興味が尽きません。ありがとうございました。