この会社のHPに2012年の新年の挨拶文を掲載した。
その中の次の一文を見て、「それはおかしいのではないか?」
と疑問を投げかけてきた人がいた。
 
その一文とは
災害対応で「人の生命の安全を保護するため」の行動において、
作業従事者の安全と、どちらを優先するかという問いは
非常に難しい 問いですが・・・
 
というくだり である。
 
つまり、「作業従事者の安全が確保されて初めて、他人の災害対応ができるのだ」
という主張である。
 
これについて こう答えた。
それは自明の理です。
しかし、 そういう論理が展開できない非常に厳しい局面に遭遇することもある。
 
昨年、震災関連のフォーラムを所属している勉強会で主催した際、
福島県の同志と意見交換する機会を得た。
この社長は、まさにあの原発事故対応を、現場の第一線で指揮した一人であった。
「もし、あそこでうちが動かなかったら、背後にある大都市、そして日本国が大変な
状況に巻き込まれるかもしれない」
そのとき聞いた言葉である。
 
建設業を批判する方へ
二律相反する論理に挟まれながら 市民の安全を第一に想って行動をする
業界の側面については 真正面から批判できることはできないでしょう。