今日は 久し振りに 1人で ゆっくりできる日曜日。

昼から 休日出勤して頑張っている 園芸用土製造販売会社 エコロの工場に
顏を出した。
この会社、昨年度業況悪化で赤字を計上している。
親会社である建設会社からの支援で、なんとかやりくりしているのが現状である。
天候不順による市場低迷に加え、大口の取引先がある事情で取引高の縮小を
通告されて、これが結構堪えた格好だ。
ただ、経営に ”いい訳”は許されない。
どんな 苦境でも 知恵と汗を出して、それを乗り越えるのが経営だ。

工場では 世代交代をした若い社員達が 一生懸命汗を流して
突然舞い込んできた大口発注に対応していた。
他人資本から譲渡を受けた会社であるが、あまりお金をかけられない為
設備も つぎはぎの状態で 凌いでいる。
それは みんな承知の上で それなりに知恵をしぼって対処している。
経営者として 本当に申し訳ない気持ちでいっぱいである。

最近、宮崎で素晴らしいホテル経営をされている ホテルマリックスの枝元社長から
ハガキを頂いた。
「道がないなら 道をひらく。
希望がないなら、希望をつくる。
これこそが 私達(経営者)の使命です」

まさに 経営者である 私の使命は この状況下で いかに道を切り拓いていくか
である。
こんなに一生懸命 社員が一体となって汗を流して働いているのに
このままの悪い状態で推移するはずがない。
いや、させてはいけない
そう改めて 感じながら工場を後にした。

それから 隣町都農町 にある 都農神社に 足を向けた。
なんとなく 由緒ある この神社で 心を落ち着けたかったからだ。
神社の写真を撮っていると ちょうど その社殿の上に 龍らしき? 雲が (^_^;)
しかし 本当に 落ち着く場所だった

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そして 日向に戻り  最近受注した 土木の現場に足を運んだ。
この現場は 受注金額が単体にしては かなり大きい方で
周辺からは 羨ましがられている。
しかし、たまたま隣工区で 別工事をしている関係で
この現場の大変さは 身に染みている。
実は、いくつかあったこの工区(4工区同時に発注)の中で
入札直前まで どの工区に的を絞るか悩んでいた。
最終的には 一番 難航しそうなこの工区を選んだ。

ちょうど前後して 別の場所の現場で 同じような受注の様相があった。
こちらも羨ましがられたが 実は 相当悩んだ上での受注だった。
やり方次第では、売上高だけは増えるものの、利益は赤字になる懸念があるからだ。
楽な方を選ぶのも 一つの選択肢であったが
敢えて 困難が待ち受けている現場を選んだ。
現場を1人眺めながら    いろんなことを考えていた。
先の 枝元社長の言葉 も脳裏に浮かんだ。

来年の3月頃には いづれの現場も一定の方向性が見えてくるだろうが
そのときに 安堵の表情で迎えているか
それとも   渋い表情で 悩み続けているか
これからの向かい方次第である。

こちらは 最近 竣工した 大御神社の祖霊殿

ここの神社も大変爽快な気分になる場所。
そこで こんな 素晴らしい建物の建築に関わらせてもらって
うれしい限りだ。
コンクリートの打ちっ放し で 相当苦労はしたが
お施主さまに喜んでもらって 一安心。
遠目に見える海 と マッチしていい眺めだ。

これからも 造る喜びを 社員と一緒に 享受していきたい。

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夜は コスタ・ビクトリア号 を家族で観に行った

上海発 日本周遊の旅の一環で、ここ日向の細島港に寄ったもの
凄い大きさ(車の大きさと 比べると よくわかります)

子供たちが大きくなっていくので このような豪華客船に乗れるのは
子供が親元を離れた60歳台になってからだろうか・・・
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