普段めったに見ることのないテレビ。
たまたまスイッチをつけると、NHKで「団地ともお」というアニメが放送されていた。
時代背景が自分の子供の頃と似ていて、懐かしい気持ちを抱きながら見ていた。
決して成績がよいわけでなく、なんとなくドラえもんのジャイアンに似たやんちゃタイプ。
しかしながら、正義感が強く、純粋な一面を持つ、ともお。
彼が学校の先生に突拍子もなく質問をぶつける。
「先生、終戦の日って、喜んでいいのですか?悲しむべきなのですか?
戦争が終わったのは嬉しいけど、負けて終わって人がいっぱい死んだことは悲しいし、
どっちかなぁと思って」
先生は しどろもどろで返答に窮していた。
でも、自分がもし同じ質問をされたら、どう答えただろうか?
思わずつけたテレビだったが、印象に残る言葉に遭遇し、意義ある時間だった。