先日、建築部の見識を広げる目的で弊社で施工中の土木
工事(治山工事)の現場見学に行ってまいりました。
私自身、土木に関する知識はゼロに等しいのですが、社内
でこうやって現場の見学が出来て土木に関する生きた知識
が得られる環境ってとてもありがたいことです。
治山工事ってどんな工事かというと、今回は土砂崩れ等が
起こる可能性のある谷の部分に砂防ダムを構築して来たる
災害に備える工事だと解釈しております。
この工事の特徴について、土木部の統括部長がとても丁寧に
説明してくださいました。
・湧き出てくる水を逃がすためにどのような工夫をしたか?
・コンクリート打設するために最良な方法はなにか?
・ダムを設置する場所にある大きな岩石をどうやって撤去
したか?
などなど、建築の場合は凡そ平らな土地に設計した通りの
建物を作っていくわけですが、このような治山工事では地
面の中がどのようになっているか?大雨が降った時はどの
ような状況が起こりうるか?常に自然と会話をしながら、
現場を管理する技術者が自身の経験で判断して、施工の方
針を固めていきます。
土木は建築と違って工種が少ない分だけ考えることが少な
いのかなと思っていましたが、逆に工種が少ない分一つひ
とつの工種に対して深く深く考えられているのです。
多分、叶わないでしょうけどいつか機会があったら土木の
現場管理がしてみたいなと思いました!
ケンチクブ:吉本