縁あって 国立都城高専の専攻科の学生さんの非常勤講師をお受けしている。
今年度は 残念ながら 例にもれず 対面授業は中止され オンデマンドによる
授業となっている。

やはり 面と向かっての授業でないと 話をする方も 面白くない。
オンデマンド でなく せめてリモートによる双方向のやりとりができる形式がいい。
(といっても、多分リモートにしても 学生側の雰囲気(気)が伝わりにくいので
多分一方的になるように思うが)

 

さて学生に履修科目の単位を付与するにあたり、試験をすることが不可欠になる。
昨年は 試験中は参考文献の閲覧は禁止にしていたが、今回は 当然可能になった。
となると 知識を問う問題は 必然的にみんな解答は それなりに記載してくるので
あまり採点する側も労力を使わずに済む。
一方、意見を求める問題については 相当エネルギーを費やす。
採点基準を明確にしておく必要があり
各々の基準において、それぞれの記載がどの程度満足しているか?の判断については
正直100%客観的な判定をすることはかなり難しい。
また、理路整然と記載されている場合はいいが、それぞれの判定基準項目について
全体の構成の中でばらけて記載されている例がある。
出来るだけ評価はしてあげたいので、そのばらけた内容についても焦点を当てて
あげるように注力する。

当初は半日で終える予定が 結局日にちをまたぐことになってしまった。
何より 相当なエネルギーを使っているのであろう。
人区切りついた時点で かなりの疲労感、脱力感を感じてしまった。

それにしても いろんな人の文章を客観的に ある一定の基準に基づいて
見ていくというのは 勉強になるものだ。
不思議と どこかのネット上の意見のコピペ か自分なりの意見を記載しているか
感覚で分かる。
他山の石として 注意したいものである。