最近、平日が園芸用土会社エコロの件など何かとバタバタしていて
現場に足が運べていない状況が続いている。
となると休日を活用することになる。
昨日は土曜日。
昨年度までは 現場は通常勤務日だ。
今年度から 現場にも週休二日制を断行させているため、土曜日でも現場は休んでいた。
誰もいない現場。
休憩所や現場事務所の様子などを見ると、普段の現場運営の状況がおおよそ察しがつく。
整理整頓されている現場は ほぼ間違いなく 工程もお金も問題なく運営されている。
逆にそうでない現場は 何らかの隙がある。
最近、目にした雑誌で 「細かいところに神経を尖らすことがトップの役目」という
言葉があった。
「トップは 大局を示すことが仕事」という言葉もある。
これもまた真であろう。
要は 一見この相矛盾する方向性を同時に体現できることが トップに求められる器なのだろう。
かの西郷隆盛も 意外に細かいところがあったらしい。
大久保利通は 逆におおらかなところもあったらしい。
その人の特徴、どちらが多いかの違いくらいか。
話は戻るが 誰もいない現場は 凛とした神聖な空気が漂う。
昨日足を運んだ山の現場。
ここは斜面崩壊を防止する現場だ。
山の神 が宿る。
そっと お神酒を捧げ いろんな思いをこめ 静かに手を合わせた。
眼前には こんなきれいな 里山の風景が広がる。
そして 足元では 斜面の切取りが展開されている。
これから このハングオーバーしている斜面の切取りだ。
掘削方法を一歩間違えば大事故になる危険性がある。
市民の安全の確保には 舞台裏でこういうことが起きている。